「はじめに」
前回のブログで「フィルムカメラ」のイメージについてお話ししました。
まだ読んでない方は是非こちらから!
で、今回は
「フィルムカメラに興味出たよー」
って方のためにも、フィルムカメラを始める一番最初のステップ
・カメラを手に入れる
ことについて
「入手方法」と「選び方」の二点に焦点を合わせてお話します。
ちなみに最初の画像は僕の愛器と手入れ道具です。
「フィルムカメラの入手・購入方法」
フィルムカメラを入手しようとしたときに大きく三つの種類のカメラがあると思います。
1.親戚の家に眠っているカメラ
2.店舗販売で売ってるカメラ
3.ネットオークションで売ってるカメラ
僕は2と3のカメラを入手してます。
一個ずつ見ていきましょう。
1.親戚の家に眠っているカメラ
これが一番お金のかからない方法かもしれません。
親戚のおじさんが昔カメラをやっていた資材が残ってる。
とか
蔵を漁ってたら、カメラが出てきた。
とか非常にうらやましいシチュエーションであります。
心当たりがなくても、身近な親戚に尋ねるとポロっと出てくることもあるかもしれません。まず尋ねてみましょう!
2.店舗販売で売ってるカメラ
実際にお店で実機を見て買うことができる場合のことです。
フィルムカメラがおいてあるお店ってそんなにない?
そんなことはありません!
もちろん専門店になるとあまり見当たらないかもしれません。
しかしながら、全盛期を終えたフィルムカメラ達はある場所で非常によく見かけます。
それは
・リサイクルショップ
です。
個人経営のこじんまりしたお店をのぞいてみると、結構な数のカメラが置いてあったりしますし、大手のハードオフなどでもフィルムカメラ関連のスペースはあります。
僕はこういうお店で「目と目が合う」ような運命的な何かを感じてしまい、
結果手持ちが増えます(笑)
また、専門店(中古カメラ屋)であれば、たくさんの品ぞろえの中から自分の気に入ったモデルを購入することができます。中古カメラ屋は大阪や神戸、東京の新宿などに集中しているので、何か用事がてら行ってみると非常に面白いです。
3.ネットオークションで売ってるカメラ
これが自宅に居ながらカメラを入手できる一番簡単な方法かもしれません。
しかしながら、
・実物を見れない
というデメリットも存在しますので、後述する「選び方」を参考に出品者に質問とかしていただきたいです。
以上が主なフィルムカメラの存在場所です。
では、その中でどう選べばいいのかについて説明していきましょー!
「フィルムカメラの選び方」
ここでは、機種の選び方というよりは、実用的なカメラであるかどうかの見分け方についてお話したいと思います。
着目すべき点はずばり以下の3つです!
1.各速シャッターは切れるか
2.レンズ・ファインダー(光学系)はきれいか
3.巻き上げはできるか
この三つができるカメラであればある程度整備が簡単ではないかと思います。
それぞれ見ていきましょう。
1.各速シャッターは切れるか
これは非常に大事なポイントになります。
まず、確認すべきはシャッターが切れているかどうか。
これはレリーズ(シャッターのボタン)を押した時に
動いてる音がするか+実際に動いているのか
を調べることでで確認することができます。
音は「カシャン!」っていうあの音ですね。
一般的な「一眼レフ」と呼ばれる種類のカメラでは、レンズを外すことでミラー(鏡)が現れます。
このミラーは斜めに配置されているんですが、レリーズを押すと上に上がります。
(写真見にくいかなぁ)
あと、フィルム室を開けて確認すると、幕が開きます。
ミラーと幕を確認できたら一安心。シャッターは切れてます。
(「レンジファインダー」って種類のカメラもあるんですが、こいつはレンズの中に羽が見えます。その羽が音と共に開いたり閉じたりすればOK!)
←これがこう→
一安心した後はそれが設定したシャッター速度通りに動いているかを確認しましょう。
早さが変わらないシャッターって意外とあるので気を付けてください!
2.レンズ・ファインダー(光学系)はきれいか
これは写りに直結してくる問題です。
まずはレンズです。あまりにも曇ってたり、カビが生えてるものは避けましょう。
多少の塵やカビであれば写りに影響しませんので、大丈夫です。
ただし、カビは他のカメラに移るので気を付けて管理しましょー
(天日に当てる・別箱保存)
さらに絞りやヘリコイドがちゃんと動くかどうか。
あとは、ファインダーを覗いてきちんと見えるかどうかです。
古いものだとミラーの汚れなどもあります。
落ちる汚れなのかどうかを確認しましょう。
光学系に関してはシビアになる必要はないと思いますが、汚いものは避けましょう。
あと、「分解清掃して使おう!」って考えは結構危険なので
綺麗なやつを探して買いましょう!
僕は失敗してます。(笑)
3.巻き上げはできるか
これもフィルムカメラではかなり大事。
フィルムカメラの肩に乗ってるレバーを動かせるかどうかです。
これは巻き上げレバーといって、フィルムカメラにおいて、一枚とった後に次をとるため必要なものです。これが動かないとお話になりません。
動かない原因は歯車関係であることが多いので、我々初心者に修理というのは少々難しい話になってしまいます。
以上が僕なりの選び方というか目利きの仕方。
これらが大丈夫なら使えるレベルではあるのかなと思う。
後の整備(モルト張替とかレンズ掃除)は自分でもできる・・・よね!
「まとめ」
だいぶ長くなってしまいました。
今回お伝えしたのはあくまでも僕なりのチェック基準です。
皆さんも判断基準があれば是非とも教えてください!
あと、こいつらに加えて、「露出計」ってのも大きな判断材料です。
これに関してはついてるのとついてないのとあるから、
今回は省きましたが、ついてるときは
・動くのか
・電池は今売ってるのか
ってことを要チェックです!
フィルムカメラ入門のお役に少しでも立てればうれしい。
P.S.お店での確認は店員さんとご一緒に!
あ、わざと壊れてるの買うっていう手もあるよ
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