概要
発売 1962年 6月 (当時価格13,800円)
"コンパクトなボディーの中に、F1.9の高性能大口径レンズ、高速1/500秒シャッター、LV値直読式内蔵露出計などを詰め込んだ「プロ仕様のペン」" (オリンパスHPより)
シャッターを押すだけですぐに撮影できるEEシリーズなどとは異なり、フルマニュアル撮影が可能なPEN。レンズも明るく、シャッター速度は1/500まで備えており、様々な状況での撮影に対応している。
スペック
- メーカー : オリンパス
- 製品名 : OLYMPUS PEN-D
- レンズ : Olympus F.Zuiko 1:1.9 f=3.2cm (絞り羽根6枚)
- シャッター : COPAL-X 1/8 ~ 1/500
- ファインダー: ブライトフレームファインダー (目測式)
- 露出計 : セレン光電池を用いたLv値合わせ方式
- 電池 : 不要
入手経緯
オリンパスのハーフカメラが気になっていた時期に購入。ハーフサイズ一眼レフのPEN-Fが気になっていたが、予算の都合上、こちらを購入した。
ヤフオクにて、送料込みで2400円程度であった。購入時、レンズに汚れ、くもりがあり、分解清掃を行ったが、くもりは取れず。
操作感及び作例
とても小さいボディにまとまったデザインが非常にGood。
そのため、シャッター速度や絞りの調整機能は手の大きな人は操作しにくいかも。巻き上げは特に難しい...
また、セレン光電池のLv値合わせを行う際には、カメラ上部からLv値を確認する必要があり、ファインダーから一度視線を外さなければならない。
細かな欠点はあるが、ハーフサイズカメラながら、非常に自由度の高い撮影が行える優れたカメラであると私は思っている。
フォーカスは目視式である。私は自分の腕の長さやカメラストラップの長さを用いておおよその距離感を掴むようにしている。フォーカスリングには1.2mと3mの位置にクリック感があり、これを用いることでフォーカス位置の把握が可能。
ハーフカメラということで残段数を気にせず撮影が可能で、メイン機の次位に出勤回数が多い。
以下に作例を示す。
私の個体の問題かもしれないが、解像度はそこまで高くない。そのため優しい雰囲気の写真が多く、個人的にはかなり気に入っている。
二枚目のようにほぼ順光で撮影すれば、そこそこの写真をとることもできる。
最近は光線漏れが多発するようになったため、現在モルとの張替えを行って試写中である。
まとめ
Olympu PEN-Dはオリンパスのフルマニュアルハーフカメラ。
デザイン、撮影される写真ともにかなりお気に入りの一台です。