フィルムカメラとバイク

趣味について覚書程度に記しているブログです。カメラはフィルムをメインに使ってます。アメリカ駐在中。

アメリカでバイクの免許を取得する🏍️

アメリカにてバイクの免許を取得したので備忘録として残しておきたいと思います。

バイク免許取得のモチベーション

駐在前からアメリカでもバイクを所有したいなと思っていました。

広大な大地をバイクで走る、気持ちよさそうで。

まずは免許からということで、アメリカでのバイク免許取得方法をリサーチし始めました。

 

バイク免許を取る方法

アメリカでバイクの免許を取得された方のブログ等を読んで予習してみたところ、各州の運輸局がやっている筆記試験および実技試験をパスする、もしくは、ライディングスクールの修了で免許をゲットできる州が多いようでした。

私の住んでいるアリゾナ州でも同様に上記2種類の免許取得方法がある様でしたが、私はその時まだ実技試験に使用できるバイクを持っていなかったため、ライディングスクール経由での免許取得を行うことにしました。(アメリカでは、実技試験時に使用するバイクは自前。。)

ライディングスクールは、Halley-davitsonがやっているところなど、いくつかある様でしたが、「Arizona motorcycle lisence」で検索して1番上に出てきたものを選びました。

私の選んだライディングスクールでは、座学1日、実技2日で修了できるカリキュラムとなっていました。金額も400ドル程度で、日本の自動車学校と比べると、大分お手軽な印象です。

1ヶ月くらい先の日程で早速申し込みました。

 

ライディングスクールの内容

私が選んだ日程は以下の様なスケジュールでした。

  • 木曜日: 17:30~22:30 座学(オンライン)
  • 土曜日: 6:00~11:00 実技1日目
  • 日曜日: 6:00~11:00 実技2日目

座学はオンラインとオフライン、両方選べた気がします。

実技は早起きが必要ですが、これはおそらく、昼の暑い時間を避けるためです。

私が受講したのは7月後半でしたが、朝8時くらいですでに暑さでへばりそうでした笑

 

1日目 座学

1日目の座学は、教科書(PDFを各自のPCで閲覧)と、動画(各自のPCで)を見ながら進めていくスタイルでした。

バイクの種類(ネイキッド、クルーザー、オフロード等)に始まり、装備やバイク各所の名称、バイクに乗る時の心構えや、危険予知等、勉強の内容は、日本でやった内容と基本的には似たり寄ったりでした。

1つだけ考え方の違いを感じたのは、アメリカでは、バイクの事故を避けるために常に逃げ込むスペースを探すように教えていたところです。自分の周囲の状況を把握し、例えば対向車が突っ込んできた時にどこに避けるのか、を意識しておくようにと言われました。(僕の英語力だとそう理解しました)日本だと「かもしれない運転」で慎重にゆっくり運転しましょうと教わっている印象だったので、なんとなく速度域による考え方の違いを感じました。(日本でバイクの座学を受講したのは10年前くらいで、その時にどんなふうに教わったか覚えていないだけかもですが)

たまに先生から指名されて回答が必要な場面はあったものの、質問はそんなに難しくなく、間違えても大丈夫な雰囲気でした。無事終了。

 

2日目 実技1

実技は先生2人、生徒8人程度の少人数。

会場は、大学のひろーい駐車場の一部をコーンとバーで区切って用意されていました。

バイクは主に300ccが用意されており、車種はほとんどが10年くらい前のrebel(かっこよくなる前の)で1台だけCB300Rでした。教習車がアメリカンという、なんともアメリカンな雰囲気を感じました。(後述しますが、クランクのような課題もあり、アメリカンバイクだとやりにくそうでした。)

身長によってバイクが割り振られ、僕は幸運にもCB300でした。

日本だと引き起こしからスタートするところですが、そんなステップはなく、半クラの練習からスタートしました。半クラの練習が割と長めに取られていて、初めての人でもゆっくり練習可能でした。

1日目はみんな大体ゆっくり走れるようになった+低速で曲がる練習をしたくらいで終わった気がします。

ちなみにバイク経験者は僕だけで、教官からサンプルに使われまくりました笑

また、1日目に参加するまで知らなかったのですが、2日目の最後には、テストをやると言われました。「流石に教習参加だけで免許はもらえないか」とその時は思いましたが、なかなかガバガバなテストでした。

 

3日目 実技2

実技2日目は教官や生徒同士も仲良くなっており、わいわいと楽しく進みました。

やった内容としては、25mph程度でのコーナリングスラローム急制動、緊急回避(パイロンを先生の指示した方向に避ける)等で、最後に5つの課題からなるテストが実施されました。

課題の内容はうろ覚えですが、以下のような感じだったと思います。。

テスト内容
(⚪︎はパイロン、◻︎はスタート、ストップ地点)

① スラローム

② 低速で直角に曲がって、四角い枠に合わせてハンドリング

③ 15mph以上出して急制動(一応停止距離はかられます)

④ 12mph以上出して、右か左に緊急回避(左右のいずれかは、教官が正面で指示)

⑤ 直線で25mph以上出して、コーナリング

 

日本のバイク免許をとった人からすると、簡単なテスト内容だと思います。

結構足ついたり、止まったりする人もいましたが、最終的に全員合格でした。

テストおよび練習中には、「この人公道で走って大丈夫?」と思う方もいましたが、許容範囲は広めに設定されているようでした。

 

DOTに免許をもらいにいく

テスト合格後にもらった証明書を持って、DOTへと行きました。

ベーシックライディングコースを終了したことを伝え、修了証を見せることで、免許証にバイクの許可を追加してもらえました。手数料は7ドルだったように記憶しています。

バイクの記載が追加された免許証はその後1〜2週間で自宅へ送付されてきました。

 

まとめ

以上、私がアメリカにてバイクの免許を取得した流れでした。

州によって取得方法や試験内容に差があると思うので、あくまで私の場合ということで。

免許が取れたということで、次はバイクを決めることになるのですが、それはまたの機会に記事にします。。